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タイトル 定期借家を活用した新たな居住形態に関する調査―定期借家制度及び活用事例としてのシェアハウスの分析―
発行年月 平成27年03月 判型 A4 頁数 100
概要 定期借家制度は、「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別処置法」(平成12年3月施行)に基づいて創設された制度であり、施行以来14年が経過している。定期借家によって、民間の市場で良質な賃貸住宅等が供給され、多様な賃貸住宅の選択肢が増えることが期待されたが、その普及率は3%程度(「平成24年度住宅市場動向調査報告書」)にとどまっている。
本書では、「?.定期借家制度普及の分析」で、定期借家の普及を阻害する課題を分析し、定期借家普及にむけて必要な取り組み等について提案している(?.の部分は吉田修平弁護士執筆)。
一般の賃貸住宅において定期借家の普及が進まない中、シェアハウスにおける賃貸借契約では、大多数の場合に定期借家契約とされている。シェアハウスは、あらたな居住形態として、近時注目されている。
そこで、本書「?.定期借家制度の活用事例の分析」では、シェアハウスに関する事例を分析し、何故定期借家が受け入れられているのかを分析することとした。また、とりあげたシェアハウス事業の特徴を分析するとともに、シェアハウス市場の現状と展望について述べている。
本書が、定期借家の普及の一助となり、また、シェアハウス事業に携わる方々の参考となれば幸いである。
目次 I.定期借家制度普及の分析…1
1.定期借家制度創設の背景と経緯、創設後の変遷…1
(1)定期借家権法の成立…1
(2)定期借家権法の成立に至る経緯…2
(3)その後の問題等…3
2.定期借家制度の普及状況…4
(1)普及状況…4
(2)普及率低迷の理由…4
3.定期借家制度の課題分析…4
(1)はじめに…4
(2)事前説明義務について…5
(3)法定中途解約…7
(4)切り替えの禁止…8
(5)賃料改定特約…8
(6)再契約についての問題点…12
4.定期借家制度の普及に向けて…14
(1)定期借家制度の活用…14
(2)建替えを控えたアパートの活用…14
(3)便利な場所の空家の活用…15
(4)仮住まいとして、短期間で貸すには…15
(5)道路拡幅工事で明渡し前の家も貸せる…16
(6)大規模事業をスムーズに進めるために…16
(7)契約違反者、滞納、反社等への対応…16
(8)転勤で自宅を貸す場合…17
(9)再契約…17
(10)大型の一戸建てを賃貸に…17
(11)シェアハウスと相性が良い定期借家…18
II.定期借家制度の活用事例の分析…19
1.シェアハウスとは…20
(1)シェアハウスの定義…20
(2)シェアハウスの特徴…22
(3)シェアハウスの認知度の推移…23
(4)シェアハウスの変遷…24
(5)シェアハウスの普及の背景…27
(6)シェアハウスの市場規模推計…27
2.シェアハウスの事例分析…28
(1)主な運営事業者…28
(2)物件事例…31
3.シェアハウスの事業特性…51
(1)入居者の男女比…51
(2)入居者の年齢層…54
(3)入居者の就業形態…55
(4)入居動機…57
(5)募集方法…59
(6)入居審査の方法…61
(7)契約の形態および内容…64
(8)賃料その他の費用…77
(9)日常管理の手法…81
(10)入居者トラブル・クレーム…86
(11)退去手続および退去後の居住形態…87
4.シェアハウスに見る定期借家制度の課題と可能性…89
(1)定期借家契約が利用される要因…89
(2)定期借家制度の課題…89
(3)定期借家制度の普及可能性…90
附) 違法な貸しルームに関する行政の対応…91
1.建築基準法に違反する貸しルーム(シェアハウスを含む)への国土交通省の対応…91
(1)違反物件の早期是正のための措置…91
(2) 「違法貸しルーム」への改造を防止するための措置…91
2.防火規制の合理化…91
(1)寄宿舎扱いの明確化、規制の緩和と合理化…91
(2)東京都における規制(建築安全条例)の緩和と合理化の動き…92
価格(税込) 1,202円 在庫

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