タイトル | 建売住宅・マンションの売買における売主の瑕疵修補義務について | ||||
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発行年月 | 昭和59年03月 | 判型 | A5 | 頁数 | 159 |
概要 | わが国の現行民法典は、買主の売主に対する瑕疵修補請求権を認めていない(570条、566条)。本書は、売買契約における買主の瑕疵修補請求権の法律構成について日独の比較研究をふまえ、著者の私見を展開したものである。著者は目的物の引渡し後に買主が瑕疵を発見した場合、責任追及については瑕疵担保と債務不履行との併存・選択を認める立場(判例、新説)に否定的である。特定物売買とみたうえで、瑕疵修補請求権を合理的解釈によって肯定し、いずれは立法的に解決すべき問題ととらえる立場をとり、その請求権の具体的内容・行使方法について、瑕疵担保責任との関係、履行内容の不完全性(瑕疵概念)など11ケースについて解釈的試論を提起した。また、本書には資料として、西ドイツ連邦通常裁判所(BGH)の判決文とわが国におけるマンション分譲の際の売主の調査告知義務に関する判例を収録している。 |
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価格(税込) | 1,631円 | 在庫 | × |
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