調査研究リポートの詳細

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タイトル 不動産流通の円滑化に関する研究II ?不動産取引の紛争防止に関する調査研究?
発行年月 昭和60年04月 判型 B5 頁数 104
概要  不動産取引における紛争の実態を調査し、紛争発生プロセスにおける当事者(消費者および宅地建物取引業者)の意識と行動、および当事者の属性の面から紛争の要因を探った。昭和59年1月から4月にかけて、全国各都道府県の紛争相談窓口で受け付けられた紛争事例404件を、①紛争にかかわった主体と物件の概要、②消費者の準備行動と取引に対する理解、③紛争の内容の各項目にそって集計・分析し、相談窓口担当者の所見から、紛争の要因について消費者側の体質と行動および業者側の体質と行動という4つの側面から指摘し、紛争要因のパタ?ン分類を行った。その結果、具体的な紛争防止の対応策として、①消費者・業者の両者同時に作用する新たな仕組みづくりの検討、②消費者への啓蒙・啓発、③業者の不正行為・不当行為への厳正な対処と販売員の資質の向上、④アメリカのエスクロー制度の導入や瑕疵保証保険制度の整備など紛争の未然防止と適正処理のための新たな制度の整備を提案している。
価格(税込) 1,019円 在庫 ×