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タイトル 居住環境における新しい共同空間
発行年月 平成5年10月 判型 B5 頁数 244
概要  共同空間を確保することの意義を、生活・景観・自然環境の面から明らかにするもので、共同空間とは何か、共同空間の事例検討、新しい共同空間の提案の3部構成でまとめられている。共同空間の意義を居住者の近隣生活、住環境整備、防災、エコロジーといった視点から整理し、解決すべき問題点を明らかにしたうえで、共同空間の定義づけと分類を行い、土地所有、費用負担の形態での分類を行った。国内の事例として集合住宅(5例)、戸建て住宅団地(3例)、既成市街地(5例)の共同空間とアーバン・コレクティブ・ハウジングの提案を紹介し、海外の事例として、雪国の雁木に類似したもの(台湾など4例)、前近代的な共同生活(インドネシアなど5例)、既成市街地における共同空間(フランスなど3例)、アメリカのホーム・オーナーズ・アソシエーションが管理する共同空間をとりあげた。また、新潟県の雁木についてくわしい調査を行っている。それらをふまえながら、住環境の質の向上、空間の有効利用、家族生活の変化といった現代の都市生活にあった新しい共同空間のあり方とその実現方法を提案している。
価格(税込) 3,874円 在庫 ×