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タイトル 米国連邦所得税に関するキャピタル・ゲイン特例弁護論(The Case for a Capital Gains Preference)
発行年月 平成29年06月 判型 A5 頁数 119
概要 本書は、N.B.Cunningham and D.H.Schenk(Professors of Law.New York University School of Law);The Case for a Capital Gains Preference (Tax Law Review, 48 (3) Spring, 319-80;1993)の脚注を含めた全訳である。
本論文は、1993年の税率に係るもので、まさに、レーガン税制による通常所得とキャピタル ・ゲインに対する税率同一化から現行税制への分岐点で執筆されたものである。本論文は、米国連邦所得税制の変革時において、一つの大きな主題であったキャピタル・ゲイン特例の扱いに学問的方向付けを与えたとみられるものであり、このため、いくつかの税法関連論文集に収録されている。本論文を採録した論文集として、(1) P.O. Oliver; Tax Policy ( 2004年)および(2) David A. Weisbach; Economics of Tax Law(2008年)があるが、本文全録は(2)で、本訳はこれによっている。
目次 第1章 序説…1

第2章 問題の原因;現行法におけ るキャピタル・ゲインに関する不完全な取扱い…7

第3章 通常所得税体系におけるキャピタル・ゲイン…13

第1節 キャピタル ・ゲインは所得ではない…16

第2節 消費および非所得も課税される べきもの…18

第3節 束ね(bunching)…21

第4節 法人利益との二重課税…26

第5節 インフレーション…36

第6節 リスク…42

第7節 ロック・イン効果…49
1.ロック・イン現象…49
2.ロック・インに対する最善の対策…52
3.セカンドベストの解決策としてのキャピタル ・ゲイン特例…60
(1)効率性…60
A 税負担の引上げは税収を増加させるか…60
B キャピタル・ゲイン特例のための前提…65
(2)エクイテイ…75
A 効率性と伝統的な公平の定義…85
B 効率性と公平の再構築…95

第8節 結論…101

第4章 貯蓄インセンティブとしてのキャピタル・ゲイン特例…105

第l節 貯蓄における利率の上昇は貯蓄総額の増加をもたらすか…108

第2節 個人貯蓄の増加が囲内投資の増加に結びつくか…110

[ 出典:Tax Law Review 48(3) Spring,319-80(1993) ]

後記 米国連邦所得税法におけるキャピタル・ゲイン課税と本論文の位置づけ…115


価格(税込) 3,850円 在庫

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