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タイトル 住宅資産を活用した金融手法に関する調査報告書
発行年月 平成29年11月 判型 A4 頁数 58
概要 2006年に制定された住生活基本法では、住宅政策の重点は豊かな居住生活を得るための住宅の質的向上に向けられ、住宅ストックの多数を占める既存住宅の質的向上に向けた取り組みは、住宅政策の重要課題とされている。とりわけ、空き家問題が深刻化する中で、既存住宅市場の活性化はその大きな柱とされている。しかし、2016年3月に閣議決定された「住生活基本計画」でも指摘されているように、既存住宅取引数は伸び悩んでおり、既存住宅市場の活性化は道半ばといったところである。
新築住宅中心の市場から既存住宅活用型市場への転換するためには、優良な住宅ストックを形成すること、およびそうしたストックを円滑に市場に流通させるための環境整備と制度設計が求められており、「住生活基本計画」では、住宅金融市場の整備と税財政上の措置の必要性が示されている。
とりわけ、高齢期における住み替え等の住関連資金を確保するため、リバースモーゲージに代表される住宅資産を活用した金融手法を整えることは重要である。高齢化社会をむかえ、ますます社会保障費の負担増が懸念される中、こうした金融手法は既存住宅市場に厚みをもたらすだけでなく、将来の社会保障費の削減といった効果も期待される。
本研究では、リバースモーゲージなどの金融手法について諸外国を含めた現行制度の概要や課題等を把握し、それらを踏まえた商品のあり方や住宅政策として実施する政策的意義等について検討することを目的としている。
目次 1.調査の目的と検討の進め方 … 1
1-1 調査の目的 … 1
1-2 調査実施の方法 … 1

2.住宅資産を活用した金融手法の実態把握と課題分析 … 2
2-1 我が国におけるリバースモーゲージ商品・制度の仕組みと課題の分析 … 2
2-2 海外におけるリバースモーゲージ商品・制度 … 17

3.住宅政策における金融手法の意義の検討 …. 33
3-1 住宅の資産価値向上に資する適切な維持管理の促進 … 33
3-2 既存住宅流通市場活性化の促進との連動性 … 34
3-3 空き家対策の視点….35
3-4 リバースモーゲージの市場規模の検討 … 36
3-5 リバースモーゲージ普及のための検討 … 55
価格(税込) 1,870円 在庫

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