タイトル | 土地税制の土地市場に及ぼす効果に関する研究 | ||||
---|---|---|---|---|---|
発行年月 | 昭和57年12月 | 判型 | B5 | 頁数 | 143 |
概要 | 土地税制の経済的効果について、専門家10人の見解をとりまとめ、さらに土地税制の市場に及ぼす効果について計量分析を行った。専門家への調査は昭和56年11月から12月にかけて2回にわたって行われ、譲渡所得課税の軽減と土地保有課税の強化が土地の取引量、土地の利用転換(宅地化)、地価水準および地価上昇率に及ぼす影響について短期的効果と長期的効果に分けて回答を得た。土地保有課税が強化されれば、土地取引量は短期的には増大し、土地利用転換を促進するとの見解が多く、譲渡所得課税は強化と軽減の意見に二分した。計量分析については、既存調査資料を再集計し、大都市圏の農家地主の土地売却行動の実証分析と、地主の土地経営ミクロモデルでは土地供給者となる土地所有者の土地利用に関する行動等のメカニズムに着目し、供給量を決めるモデルの構造について述べている。最後にミクロモデルを使って10年間の土地売却行動シミュレーションを行った結果、土地税制変更が市場に及ぼす効果は大きいことが示された。 |
---|
価格(税込) | 1,529円 | 在庫 | × |
---|