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タイトル 都市型共同住宅の建設費に関する分析調査
発行年月 昭和60年03月 判型 B5 頁数 110
概要  共同住宅による市街地の開発を阻害している1つの要因として共同施設の整備があげられており、その費用負担の実態を把握するために本調査を実施した。既存資料によって、住宅の共同化の効用、共同施設の内容および費用負担の実態を整理したうえで、住宅・都市整備公団から提供された資料に基づいて、都心から50km圏内に位置し、昭和54年から58年にかけて供給された20例の団地(中層9団地、高層5団地、戸建て6団地)を対象に建設費の分析を行った。分析では、①団地別建設費の比較(専有床面積当たりの建設費)・所有関係別建設費の比較、②維持管理費の比較を行い、この結果、共同住宅は戸建て住宅と比較した場合、公共的性格の高い共有部分に必要となるコストの比重が極めて高く、これが需要者の負担により実現されていることから、戸建て住宅との間に経済的不均衡が生じている現実を解明し、共有部分における費用負担について検討したうえで、金融・税制等の公的措置が必要であると指摘した。
価格(税込) 1,529円 在庫 ×