調査研究リポートの詳細

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タイトル 「間」の環境調節機能による新住宅地開発研究
発行年月 平成8年02月 判型 B5 頁数 253
概要  建物と建物の間にある外部空間の「間」の環境調節機能に注目し、その向上を図るため、住宅計画・住宅地計画からみた課題などをあげ、次に都市(10km)、街区(1km)、敷地(100m)、住戸(10m)、人体(1m)のスケールにおける環境状態の変化を数値シミュレーションなどで把握し、熱環境の問題点を予測する方法を探った。さらに、戸建て住宅の50分の1および10分の1のスケールモデルを用いて、風流実験・屋外実測を行い、隣棟空隙を利用した環境デザインの可能性を提起した。また、都心の戸建て密集住宅における「すきま」の効用を調査し、「すきま」を利用した積層集合住宅の具体例を紹介した。この結果、「間」は非常に有益な環境調節機能を有しており、とりわけ、住宅の隣棟空隙は熱環境的に微気候をつくりだす環境装置であること、実際の人間行動においても、環境心理的な効用をもっていることが明らかになった。
価格(税込) 3,262円 在庫 ×