単行本の詳細

No.04808印刷印刷 --- PDFの有無

タイトル ドイツの住宅・不動産税制
発行年月 平成17年06月 判型 A5 頁数 133
概要  住宅政策における税制の役割は近年ますます重要になってきている。当センターでは、わが国における住宅税制のあり方の検討に資するため、海外税制の調査研究に注力してきた。その成果は、『ドイツの住宅税制』(平成4年9月)、『フランスの住宅税制』(平成7年7月)、『イギリスの住宅税制』(平成8年5月)、『アメリカの住宅税制』(平成11年4月)として刊行、各方面の利用に供された。
 また、平成12年からは、既往の研究成果を抜本的に再点検するため、内外の税制や税務にくわしい専門家を交えて、最新の原文資料や文献、インターネット情報等をもとに、解説文を新たに書き下ろす作業を行なった。
 本書は、このようなプロセスを経て生まれた新訂海外住宅・不動産税制シリーズの第1弾である。日本の住宅・不動産税制に精通した関連業界の実務家、国や自治体の行政担当者、大学や研究機関の研究者・学識経験者などを読者に想定し、主要な法令条文原文を典拠として、読みやすい平明な解説書とすることを心がけた。さらに、各税目の基本的な仕組みを、日本の税制のターミノロジーに極力合わせ、解釈を加えず必要かつ十分に解説するとともに、住宅・不動産にかかわる税制に関しては、税目ごとに然るべきウェートを置いて網羅的に記述することに留意した。住宅・不動産に特化した税目はもとより、それ以外の税目すべてについて、住宅・不動産関連税制の要諦を重点的に解説している点が、類書に見られない本書の最大の特徴となっている。テクニカルターム等の基本用語については解説文中に原語を併記し、同時に巻末の索引に収録することで読者の利便を図った。
 本書の構成は、第1章所得税、第2章売上税、第3章不動産取得税、第4章不動産税、第5章相続・贈与税、第6章評価法と不動産からなり、2004年の税法条文に基づき解説するとともに、必要に応じて過去の主要制度にも言及した。特に、税収に占めるウェートが高い所得税等の基幹税目については、住宅・不動産との関わりに照準を合わせて詳説した。また、住宅・不動産税制の原点とも言うべき「統一価額」(Einheitswert)に立脚する不動産評価方法の骨組みについては、税目相互間の横断的な関係を視野に入れて整理した。
価格(税込) 3,200円 在庫

※購入申込数を半角英数字で入力してください。

購入申込数