未発行の調査研究の詳細

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タイトル 長寿社会対応住宅設計の有効性に関する調査
事業年月 平成7年04月 判型 -- 頁数 --
概要  わが国では急速に高齢化社会が進行しており、住宅のあり方もこの例外ではない。平成7年6月、建設省住宅局長通達として「長寿社会対応住宅指針」が出されたが、最近実際につくられた高齢化対応住宅での設計の有効性を居住者に対するアンケート調査によって明らかにした。アンケートは大手住宅メーカーが建設した高齢化対応住宅を対象に選定し、平成6年8月に郵送によって送付した(回答数139、回収率56.7%)。調査項目は、住宅の全般的状況および住宅の個別デザインの評価(玄関、階段、台所、廊下、浴室、トイレ、寝室、ドアなど)、さらにこの1年間の事故発生頻度であった。今回のアンケート調査の結果として、①手すり設置と段差解消については、全体として評価が高い、②段差解消に関しては、日本文化を否定するという不満はみられない、③浴室手すり以外は評価が高く、利用の割合も高い、④ただし、浴室手すりに関しては評価が予想ほど高くない、というものだった。